1949-09-26 第5回国会 衆議院 文部委員会 第29号
○加藤参考人 しまいの方に「邦樂科拡充に要する経費」というのがございますが、これはここにございます通りに、新制大学の教育文化費といたしまして、議員の俸給が四十万何がし、その内訳が官吏俸給、それから教官、臨時職員俸給として講師、職員手当、そういうようなものを合せまして全体で七十四万七千五百三十八円ばかりになるのであります。
○加藤参考人 しまいの方に「邦樂科拡充に要する経費」というのがございますが、これはここにございます通りに、新制大学の教育文化費といたしまして、議員の俸給が四十万何がし、その内訳が官吏俸給、それから教官、臨時職員俸給として講師、職員手当、そういうようなものを合せまして全体で七十四万七千五百三十八円ばかりになるのであります。
○水谷(昇)委員 ただいま大略御説明を伺つたのでありまして、いろいろ御計画をしていただいて私どもまことにけつこうと思いますが、邦樂科の先生については適当な人が得られるのでありますか、これをお伺いしたいのと、それからかねて問題があつて邦樂科の先生が辞職したというような話を聞いておつたのでありますが、その後の経過をお聞かせ願いたいと思います。
文部委員会で邦樂を入れろという御趣旨をいただきまして、その線に沿いまして新しい大字に邦樂を入れるためにいろいろ研究をいたしました。それにつきまして西洋の音樂の方は、すでに六月に新制大学が発足いたしました。それで邦樂科の方は九月の半期からこれ出始めるつもりで、当局といたしましては、いかなるふうに音樂学部の邦樂科を置くかということをいろいろ研究したのであります。
國語教育に関する請願(伊 藤郷一君外一名紹介)(第三七一号) 三七 教育映画の巡回映写團体に暗幕配給の請願 (森戸辰男君紹介)(第三七三号) 三八 新制中学校建設費助成に関する請願(鈴木 善幸君紹介)(第三七八号) 三九 著作権法改正に関する請願(水谷昇君外一 名紹介)(第四〇五号) 四〇 高田忠周書石文保護に関する請願(井出一 太郎君紹介)(第四一一号) 四一 藝術大学に邦樂科設置
なお民主自由党水谷昇君より、新制東京芸術大学に邦樂科設置の強い要望が提議せられ、多数をもつて可決せられましたことを、あわせて御報告申し上げます。 諸君、ここに六十九の國立新制大学の設置を見て、わが國教育民主化の根幹をなす六・三・三・四制が一應確立するに至りましたことは、まことに御同慶にたえぬところであります。
もちろん委員会では一、二の人を呼びまして邦樂科を設くべきか、設くべきでないかという根拠について相当考えられたと存ずるのでありますが、しかしながら委員会としてこのような問題について一方的にこうすべきであるというような見解を正式に発表するためには、まだ問題が大いに残つておると思います。
東京藝術大学設置に関し、邦樂科の存廃問題は、各位御熟知の通り、しばしば論議せられ、現在の東京音樂学校邦樂科の各教授、在校生、卒業生等から、熱烈なる陳情、請願がたびたびありましたが、われわれ委員は、一方的な意見のみを聞いて、この邦樂科存廃の大問題を決すべきではないと存じまして、この問題の本尊である小宮音樂学校長にも、二回にわたりその意見を徴し、相当質疑、應答もいたしました。
邦樂はわが國の文化において重要な地位を占めておりますし、從つてその維持発展のための研究教授が大切であることは申すまでもありません。また家元制度というものが、多くの弊害欠陥がありまして、この要求を満たすことができないことも明らかであると思います。
○小宮参考人 邦樂を大学に入れない氣かというお話でございましたが、私は全然入れないというふうなことを考えておるものではないのでございます。ただ大学教育の中に入れるには、邦樂は、不適当だから、大学の教育の本筋の中からは取除きたい、また取除くべきであるというふうに考えております。
邦樂を廃止する理由につきましては、この前小宮校長より親しくお伺いしたのでありますが、私はどうしても納得行きません。しかし今この点についての論議を小宮さんといたしても時間がかかりますから、これはやめることにいたしますが、小宮先生も邦樂の重要性についてはお認めになつておる。
(「ヒヤヒヤ」)わが國の邦樂は日本民族が長い歴史とともにはぐくみ育てて來たので、一朝一夕に捨て去らるべきものでないと信ずるのでございます。戰いには敗れたといつても、國民性が根こそぎ外國風にかわつたわけではないのでありまして、日本の古い美術とともに、日本人に捨て去ることができないものはすなわちわが邦樂であります。
こういう意味から言うと、もちろん邦樂にも五線符を使つておるのでありますが、洋樂に比べてその点がたとい劣つておつても、芸術としてはそれで私はいいのだと思う。それから理論がないということについては、人間としての一般教養を身につけて行きますならば、そこに芸術の理論というものが生れて來るのだ。
○千賀委員 私は小宮校長がすでに終戰前に音樂教育のオーソリテイとしていすを占めておつた人かどうか、かつて音樂学校が邦樂を取入れでおつたときに、いかなる言動をなした人であるか、これが大いに聞いたいのであります。
これと同様に、音樂学校における邦樂科も、將來大いに期待されるようになつて來たのであります。この十二年の歴史を持つ邦樂科を芸術大学から除外するということは、日本音樂のため、廣くは日本文化心ため許さるべきではないと思います。
國語教育に関する請願(伊 藤郷一君外一名紹介)(第三七一号) 三二 教育映画の巡回映写團体に暗幕配給の請願 (森戸辰男君紹介)(第三七三号) 三三 新制中学校建設費助成に関する請願(鈴木 善幸君紹介)(第三七八号) 三四 著作権法改正に関する請願(水谷昇君外一 名紹介)(第四〇五号) 三五 高田忠周書石文保護に関する請願(井出一 太郎君紹介)(第四一号) 三六 藝術大学に邦樂科設置
國語教育に関する請願(伊 藤郷一君外一名紹介)(第三七一号) 三七 教育映画の巡回映写團体に暗幕配給の請願 (森戸辰男君紹介)(第三七三号) 三八 新制中学校建設費助成に関する請願(鈴木 善幸君紹介)(第三七八号) 三九 著作権法改正に関する請願(水谷昇君外一 名紹介)(第四〇五号) 四〇 高田忠周畫石文保護に関する請願(井出一 太郎君紹介)(第四一一号) 四一 藝術大学に邦樂科設置
○原委員長 藝御大学の邦樂科の問題について当委員会において論議がありましたので、音樂学校の校長小宮先生をお呼びいたしましたから、先生より御意見を承りたいと存じます。なお正式にお呼び申し上げたのでございませんので、休憩して懇談の形でお聞きしたいと思います。 それでは休憩いたします。 午後零時五分休憩 ————◇————— 午後零時五十一分開議
○日高政府委員 それは十分には突きとめていないのでありますが、これは間違つておるかもしれませんけれども、何でも音樂学校でも洋樂の教授たちと邦樂の教授たちとの間には、相当意見の相違があるらしいのです。それでそれを一つにして話をするということは氣まずいというふうな考えを、校長としては持つていたのではないか。
○松本(七)委員 すでに文教委員会では邦樂科の生徒の陳情を聞きました。大体「世界」だとかああいう雜誌で発表された小宮校長の意見、それから日高局長を通して大体の意向はわかりますけれども、先ほど私から質問いたしましたように、案を出したときにどういうふうなやり方をやつたか。そういうところに大分むりがあるような氣がする。
○松本(淳)委員 藝術大学に邦樂科を設置してほしいという請願でありますが、これは各委員とも御承知でありますように、学制改革に伴いましていよいよ今度藝術大学ができるわけでありますが、その藝術大学の一学科として、ぜひとも邦樂科を設置してもらいたい。こういう意味であります。
○小川委員長 音樂学校より生徒諸君が見え、同校が藝術大学に昇格の際、邦樂を正科に編入されるよう努力してもらいたいと陳情に参つているので、ただいまより懇談会を開きたいと考えるが、異議はないか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕